「マイクロ流路にうまく水が流れない」
「全面に塗れているのか不安で、そもそも塗工作業自体が煩雑…」
このようなお悩みはありませんか?
そんな課題を解決し得る
マイクロ流路デバイスの親水化に貢献する「PDMS親水化剤」をご紹介します。
イメージとしては、板の上に髪が1本分通るくらいの細い流路が彫られているものです。
マイクロメートルスケールの流路を彫り込んだ構造体で、
その流路を使って微小量のスケールで混合・反応・分離・分析することが可能です。
医療用とでは、PCR検査を少量・短時間で行うために前処理~検査までを流路内で行う取り組みがされています。
(流路内で細胞組織を形成し薬剤の応答を調べるOrgan-on-chipの実用化を目指した研究もされています。)
素材としては高い成形性・柔軟性・透明性・酸素透過性を有することから
ポリジメチルシロキサン(シリコーン、以下PDMS)
が使われていることが多いのが特徴です。
当社のPDMS親水化剤は、
硬化前のPDMSに親水化剤を添加して成型し、硬化後のPDMSを親水化することで、
高い成型性・柔軟性・透明性・酸素透過性といった
PDMSの特長を維持したまま疎水性の課題を
解決することが期待できます。